リストラの危機。
2018/07/11
突然に会社を辞めさせられそうになることがあります。
ある営業マンのお話をお伝えさせていただきます。
外資系医療機器メーカーの営業マン
外資系医療機器メーカーの営業マンだったAさん。(40代後半)
Aさんは、営業本部長として、100人の部下を抱えていたのです。
しかしながら、外資系は売上が達成できなければ、降格やリストラをされてしまうことがあります。
Aさんも、営業本部長として活躍をしていたのですが、会社全体の数字が伸びません。
結果的に、営業本部長から降格。
人事部から「営業本部長から配送部に異動」の通達が発令されたのです。
多くの人は会社を退社します。
その会社では、配送部の異動は、会社を辞めなさいという意味ということです。
多くの人は、「配送部に異動」の通達になると、会社を辞めていったのです。
しかし、Aさんは違いました。
配送部に異動する決心をしたのでした。
知らないことを体験することによりメリットがありました。
配送部に異動する前には、「配送の仕事はきつい」「恥ずかしくないのか」と心ない言葉が投げかけられました。
しかし、Aさんは配送部に所属をするとメリットを多々感じられたのです。
営業部では、売上と利益のノルマ。
毎日、胃薬が欠かせない日々だったのです。
一方で、配送部に異動になると、体を動かすことが多くなります。
今まで、食欲がなかったAさんでしたが、お弁当がおいしく感じられるようになったのです。
さらに、営業部の仕事は、メールや電話対応などがあり、残業の毎日。
一方で、配送部の仕事は、定時で仕事が終了。
自分の時間を確保できるようになったのです。
さらに、人間関係も構築。
配送部の人達と、仕事後は、飲みに行くようにもなったのでした。
やってみないとわかりません。
Aさんは、配送部の仕事を通して学んだことがあります。
それは「仕事はやってみないとわからないこと」。
どの仕事にも、達成感ややりがいがあるということなのです。
それゆえに、何も仕事をする前から、「あれがやだ」「これがやだ」と選んでばかりでは、仕事はできない。
人の目を気にしなければ、人間は何でもできると学んだのでした。
何事にも挑戦をしようと思います。
会社から、理不尽な降格、異動、リストラなどをされてしまう場合があります。
それでも、仕事を選り好みしなければ、人間は何でもできると思うのです。
私自身も、万が一の場合でも、何事にも挑戦をする意識を忘れないようにしようと考えさせられた出来事でした。