マスク・トイレットペーパー不足。スーパーの元店長さんの話。
2020/02/29
新型コロナウイルスの影響で、マスク・トイレットペーパーが不足しています。
スーパーマーケットの元店長さんのお話をお伝えします。
1970年代のオイルショック
現在70代の男性のAさん。
大手スーパーの店長さんでもありました。
ちなみに、Aさんは、1970年代のオイルショックを思い出すということ。
当時は第四次中東戦争という背景もあり、原油高騰により『紙が本当に無くなるかもしれない』という集団心理が各地に噂が飛び火。
多くの人がスーパーにトイレットペーパーを購入しようと殺到したのです。
そして、その後は、醤油がなくなる、砂糖がなくなるとの噂がでてきます。
その噂を聞くと、たちまち多くの人はスーパーマーケットに。
開店前には多くの人でごった返したのです。
ちなみに、開店後に、店舗にいた社員は、お客さんから怒鳴られたり、殴られてしまった人もいるということ。
何を説明しても、お客さんは納得しなかったのです。
そして、開店1時間後には、スーパーに置いてある商品はすべて棚からなくなります。
そうすると、静かな1日が始まるのです。
結果的には、オイルショックの騒動が終わる半年間は、このような日々が毎日続いたいのです。
ちなみに、Aさんは話しています。
オイルショックの時は、商品を定価で販売できた。
しかも、すぐに完売してしまう状況。
お店の予算は、すぐに達成してしまう状況だったのです。
人は混乱すると間違った行動をします。
人間は恐怖や恐れを感じると、冷静な判断ができなくなります。
さらに、他人がモノを買い占めている行動をみると、不安に苛まれます。
また、間違った情報も鵜呑みにしてしまう場合もあるのです。
それゆえに、マスメディアは国民を煽らない。
的確な記事を掲載する。
困難な状況であるからこそ、1人1人の行動が大切だと考えさせられた出来事でした。