老後に困る人。おばあちゃんの話から考えさせられたこと。
2017/05/31
現役時代に、貯金がしっかりできていても、お金に困ってしまう老後を迎えてしまう人がいます。
あるおばあちゃんの話を聞いて、考えさせられました。
老後を迎えるまで頑張ったおばあちゃん
70代のおばあちゃん。
老後を迎えるまでは、計画的にお金を貯め込みました。
そして、2人の息子も成人。
孫もできて、幸せな日々を送っていたのでした。
孫には何でも買ってあげるようにしました。
おばあちゃんに初孫が生まれました。
初めての孫に、おばあちゃんは大喜び。
孫にはできる限りの援助をするように心掛けました。
初節句などではお金を負担。
孫がほしいというおもちゃは何でも買い与えました。
また、孫と一緒に国内旅行をする時には、おばあちゃんが旅費を負担。
それは、すべてがかわいい孫のためだったからです。
孫の要求がエスカレートしました。
おばあちゃんは、孫が必要とするモノは、何でも買い与えました。
しかし、孫が小学生になると、要求がエスカレートするようになったのです。
孫は、サッカー部に所属。
サッカーのユニフォームがほしいとおばあちゃんにおねだりをしました。
おばあちゃんは、ユニフォームは、3000円~5000円くらいだろうと予測。
しかし、孫が選んだユニフォームは、ブランド品の高級ユニフォーム。
値段は1万円以上します。
おばあちゃんは、孫との約束をしていたために、そのユニフォームを買い与えたのです。
さらに、孫は、眼が悪くなったので、メガネがほしいとおばあちゃんにおねだりをしました。
孫とメガネ屋さんに行くと、孫が選ぶメガネは、すべて高級ブランド品。
おばあちゃんは、孫に「他のメガネにしなさい」と伝えしました。
しかし、孫は、「このブランドがほしい」と言うことを聞きません。
結局、おばあちゃんは、3万円の高級ブランド品のメガネを買うことになってしまったのです。
そして、孫から言われた言葉は一言
「ばあば、ありがとう。」
感謝の気持ちも感じられませんでした。
おばあちゃんは、「銀行のATM」の状態になってしまっているのです。
孫の要求がエスカレートする理由
孫の要求は、年々エスカレートしています。
その理由は、おばあちゃんの息子(お父さん)にも原因があるのです。
孫がお父さんに何か欲しいといった時には、「ばあばにお願いすれば」と話しています。
そのため、孫は、何が欲しいモノがある時には、ばあばにお願いすれば、何でも買ってくれると勘違いしているのです。
優しさと甘えを混同すると危険です。
孫は可愛らしくて、愛らしいと思います。
それゆえに、孫が欲しいモノは何でも買ってあげたいという気持ちも理解できます。
しかし、優しさは大切ですが、過剰な優しさは、孫の甘えに発展してしまうのです。
最初は、おばあちゃんのプレゼントに対して、孫は心からの感謝をしていました。
しかし、プレゼントが当たり前だと思うと、感謝の気持ちが減りはじめます。
そして、最終的には、プレゼントをされないと、逆キレをする可能性も高くなるのです。
それゆえに、本当に必要なモノは与える。
過保護にさせるようであれば、モノを購入しないことも大切なのです。
優しさと甘えの境界線を、できる限り明確にすることが、孫にとってもおばあちゃんにとっても重要でないかと私は考えています。
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