お金持ちから貧乏へ転落。「なんでんかんでん」の川原氏の発言を聞いて言葉を失ったこと。
2017/03/17
人気豚骨ラーメン店の「なんでんかんでん」。
しかしながら、売上が激減してしまったのです。
テレビ朝日系の「しくじり先生 3時間スペシャル」を見て、考えさせられることがありましたのでお伝えさせていただきます。
人気豚骨ラーメンの「なんでんかんでん」
豚骨ラーメンの人気店である「なんでんかんでん」を経営していた川原ひろし氏(53歳)。
東京に豚骨ブームを生み出して繁盛店となりました。
また、日本テレビ系の「マネーの虎」にもカリスマ社長として出演。
超有名な人気豚骨ラーメン店に成長したのでした。
豚骨ラーメンの「なんでんかんでん」を開店した理由
川原ひろし氏は福岡から歌手を目指して上京。
その際に感じたことは、東京にはおいしい豚骨ラーメン屋さんがないと思ったのです。
そのため、川原ひろし氏は開業資金の800万を父親から借りました。
そして、1987年に「なんでんかんでん」を開店。
しかし、オープンしてから2年半で2,500万の借金を作ってしまいました。
そのため、川原ひろし氏は、東京の出版社にラーメン無料券を配りまくりました。
その結果、「なんでんかんでん」には取材が殺到。
「豚骨ラーメン店では都内に右に出る店はない」
「本場の博多よりうまい」
出版社が、「なんでんかんでん」の記事にしてもらえることから評判になったのです。
そして、店は3時間待ちの大行列。
1日の売上が3万円から120万円に跳ね上がりました。
結果的に、川原ひろし氏は年商4億円の企業に成長することができたのです。
「なんでんかんでん」は利益を求めるばかりに手抜きをしました。
「なんでんかんでん」は東京エリアで人気豚骨ラーメン店に成長しました。
しかし、スープの異臭問題、行列の騒音、ラーメン店の近隣の路上駐車問題などの苦情が相次ぎました。
そして、最悪なことをしてしまったのです。
なんでんかんでんでは、1日300杯分しか自慢のスープを作ることができませんでした。
しかし、お客さんが1,200人も集まってしまうため、豚骨スープを4倍に薄めてしまう暴挙をしてしまったのです。
そのため、「なんでんかんでん」はお客さんが激減。
売り上げは10分の1以下に減少してしまったのです。
川原ひろし氏はその後も成功と失敗の繰り返しでした。
川原ひろし氏のお店である「なんでんかんでん」はお客さんが激減。
そのため、小さなほころびを無視しないと認識。
駐車場を増やし、スープの濃さをもとに戻すように原点回帰をしたのです。
そして、「なんでんかんでん」は絶頂期の半分の売上まで回復。
その努力が実り、日本テレビ系の「マネーの虎」への出演依頼がありました。
川原ひろし氏のテレビ出演は「なんでんかんでん」の認知度アップに劇的に貢献。
お店は多くのお客さんで賑わいました。
そして、「なんでんかんでん」は年商5億円を達成することができたのです。
しかし、川原ひろし氏は、調子に乗って神奈川県の江の島に海の家を出店。
500万円の赤字を計上しました。
オリジナルTシャツを作成しましたが全く売れません。
「ラーメンロック」で歌手デビューしてもCDが全く売れません。
さらに、スタッフには1700万円を持ち逃げされました。
そして、最後には、またまたスープを薄めてしまうという暴挙。
人気豚骨ラーメン店だった「なんでんかんでん」は4年前に閉店することになったのでした。
お金持ちから貧乏へ転落するには理由があります。
川原ひろし氏は、自慢のスープを薄めてしまったり、本業をおろそかにしてしまったりして料理人として残念な人だったと思うのです。
お金を儲けることができれば、すぐに手を抜いてしまいます。
すべてはお客様のためではなく、自分自身のためだったと思うのです。
本物のとんこつラーメンがないと思ってはじめた東京のお店を、利益を求めるためにスープを薄めてしまうとは本当に情けないと感じてしまいます。
私は手抜きをすれば、簡単に転落人生を歩むと考えています。
仕事では誰よりも一生懸命に努力することが、転落人生に陥らない方法だと私は改めて考えさせられました。
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