有給休暇について考えさせられた出来事
会社から与えられる有給休暇。
しかし、有給休暇を取得することは難しいとも考えているのです。
有給休暇を取得できなかった
医療系の会社に勤務をしていたAさん。
毎年、会社からは20日間の有給休暇の権利を与えられていたのです。
しかし、Aさんは有給休暇を使用することはできませんでした。
なぜなら、Aさんの上司は休みを取得すると他の人に迷惑をかける。
他の人に迷惑をかけるのだから、有給休暇を取得すべきでないという考え方。
上司は無言の圧力を部下に与え続けたのです。
そのため、Aさんは、有給休暇を取得することができない状態だったのです。
会社を退職しました。
Aさんは、会社に違和感を覚えており、退職することを決心しました。
有給休暇は40日間が残っていました。
(Aさんの会社では、有給休暇の持ち越しが40日まで。それ以上の場合は、繰越されることはありません)
しかし、その有給休暇は使用できないまま。
また、会社からの有給休暇の買い取りもできないために、休みを使用できずにAさんは、会社を退職したのです。
有給休暇について考えていること。
有給休暇の買い取りを義務化すれば、メリットが多いと私は考えています。
賃金を払いたくない企業は、有給休暇の消化を促進します。
一方で、有給休暇が取得できない社員は、臨時収入を増やすことができるのです。
建前だけの有給休暇という言葉から、本当にメリットのある有給休暇にするためには、有給休暇の買い取り義務をさせるべきだと私は考えています。