マスコミの報道に違和感を覚えた出来事。
2018/12/17
マスコミの報道に違和感を覚えた出来事があります。
個人的な意見をお伝えします。
河野太郎大臣の「次の質問どうぞ」の回答
12月11日に行われた河野外務大臣の記者会見。
北方領土問題について、ロシア側が日本をけん制する発言をしていることについて、質問を受けた河野大臣は「次の質問どうぞ」と繰り返し返答。
合計4回に関して、同様の回答をしたのでした。
河野太郎大臣の謝罪
12月15日の河野太郎大臣のブログ。
12月11日の質問の答え方について、「様々なお叱り」を受けたとし、「お詫びして、しっかりと反省すべきところと、若干の説明をさせていただきたいところがあります」と伝えたのです。
しかし、個人的に気になったのは、河野太郎大臣のブログの内容です。
11月20日の記者会見では冒頭に「国会答弁、聞いていただいていたかと思いますが、日露の交渉に関して、政府側の方針あるいは考え方というのは申し上げるわけにはいきませんので、それについては差し控えたいと思います。」と申し上げて記者会見をスタートさせ、日露関係についての質問がいくつかありましたが、「お答えは差し控えます」で通させていただきました。
12月4日の記者会見では、「これから日露で平和条約の交渉を加速化しようという首脳同士の合意がございましたので、これから交渉が始まるわけでございます。政府としては、政府の考え方は交渉の場できちんと相手に伝える、交渉の場以外で様々なことを申し上げれば、当然、相手側からそれに対する反応を引き出すことにもなり、交渉に資することにならないと考えておりますので、交渉の場以外で政府の考え方を申し上げるのは、差し控えるというのが政府の方針でございます。」と、記者会見の中でこの件で答えを差し控える理由を説明しました。
また、記者との懇談の中でも日露に関する質問にはそのつど答えられないと言ってきました。
それでも記者には質問する権利がありますから会見で質問が出るのは構わないのですが、11日の記者会見では、その質問には答えられませんという意味で「次の質問をどうぞ」と答えたのです。2018年12月15日の河野太郎大臣のブログから一部抜粋
マスコミにはきちんと伝える義務があると思います。
河野太郎大臣は、事前に記者に、ロシア側に関する質問は答えられないと伝えていました。
それでも、12月11日の記者会見では、執拗に4回もの質問をしてきたのです。
そして、テレビ局は、河野太郎大臣の一部の動画を放送。
それに対して、記者会見の対応が悪いと、放送したテレビ局が多々あったことなのです。
もし、河野大臣の動画を放送するのであれば、「事前にロシアに関する質問は、記者に解答できない」と伝えられていた。
それでも、記者会見で質問をする記者に対して、河野大臣は「次の質問をどうぞ」と回答したと、テレビで放送すべきだと思うのです。
個人的には、今回のマスコミの報道姿勢には、いやらしさを感じてしまいます。
マスコミも国益を守るために、秩序を重んじてほしいと考えさせられた出来事でした。