子育ての失敗。お父さんの話から考えさせられたこと。
2018/07/12
子育ての失敗についてお聞きしました。
あるお父さんのお話をお伝えさせていただきます。
息子さんの叱り方について
1人の息子さんを育ているお父さん。
お父さんは、息子さんが悪いことをした場合は、口頭で注意。
それでも、駄目な場合には、息子さんに手を出してしまっていたのです。
お父さんとしては、間違ったことをしているのだから仕方がない。
悪いことをした場合は、体罰をすることも必要だと考えていたのです。
しかし、息子さんが、幼稚園から小学生に入学。
次第に、お父さんの言うことに従わなくなったのです。
さらに、お父さんが体罰をすると、息子さんは、お父さんに反撃をするようになりました。
そのため、お父さんは手を使って黙らせようとします。
それゆえに、お父さんと息子さんの関係は悪くなっていったのです。
口頭で注意するように努めました。
小学生に入ってから、2人の関係は、徐々に悪くなっていきました。
そのため、お父さんは、考え方を改めたのです。
体罰をすれば、相手も体罰で仕返しをする。
話し合いで解決をすれば、体罰をする必要はない。
それから、お父さんは、息子さんが悪いことをした場合は、息子さんが、なぜ悪いことをしたのか。
息子さんが理由を話さない場合は、時間をかけて、その問題を解決するようにしたのです。
そうすると、徐々に息子さんは、お父さんに、悪いことをした理由を話すようになりました。
そして、お父さんの体罰がなくなると、自然に、息子さんが、お父さんに手を挙げることもなくなったのでした。
自分がしたことを相手が繰り返すと私は考えています。
私は、親がしたことは、子どもも同様のことをすると思っています。
暴力をすれば、暴力で相手は反応します。
話し合いをすれば、相手も心を開く可能性があるのです。
それゆえに、自分自身の行動も、気をつけなくてはいけないと考えさせられた出来事でした。