親の過干渉が子どもを苦しめていると感じていること。
2017/06/09
「どのような子育てが正解」という答えを見つけることは、本当に難しいと私は考えています。
しかし、親の過干渉には気をつけなくてはいけないと感じているのです。
その内容をお伝えします。
労働時間が激務な人
40代のあるAさん夫妻。
息子さんが1人います。
ちなみに、お父さんの労働環境は過酷なのです。
毎日の残業は当たり前。
休みは月に8日間。
祝日は出勤。
お父さんの年収は約400万円。
中小企業勤務のために、給料アップの可能性もほとんどないのです。
英才教育を行いました。
お父さんは、毎日、必死に働いていました。
一方で、自分自身の人生には悲観をしていたのです。
なぜなら、どんなに頑張っても、給料が上がらない現実に直面したためです。
息子には「自分のような人生を歩んでほしくない」と希望。
そのため、3歳から幼児教室に通うことにしました。
幼児教室では、国語・算数・英語を習わせたのです。
子供の夢は否定しました。
Aさん夫妻は、息子には、立派になってほしいと願っていました。
そのため、幼少期に息子が「電車の運転士になりたい」と言えれば、Aさん夫妻は「電車の運転士は、将来、自動運転されるから意味がない」と息子の夢を否定。
また、「タクシーの運転手になりたい」と言えば、「タクシーの運転手は激務だからやめときなさい」と息子の意見を聞き入れません。
Aさん夫妻は「中小企業は過酷。大手企業に働ければ楽になれる」という概念があったためです。
そして、それは「将来、子供が少しでも楽な道を歩んでほしい」「自分のような人生ではなく、お金に苦労をしない人生を送ってほしい」とAさん夫妻は、息子さんのことを第一に考えていたためだったのです。
中学受験に失敗しました。
息子さんには、幼少期から英才教育を続けていました。
そのため、Aさん夫妻は、息子さんがトップクラスの公立の中高一貫校に合格してほしいと願っていました。
そして、小学6年生では、中学受験に挑みました。
しかし、残念ながら、息子さんは、中高一貫校には合格できませんでした。
Aさん夫妻は、高校受験では、学力が一番高い公立高校を目指すと宣言しているのです。
息子さんの意見とは
私は、その息子さんとお話をする機会がありました。
その息子さんは、お父さんとお母さんは大変優しい人だと話しています。
一方で、お父さんとお母さんは、「勉強しなさい」と何度も干渉。
どんなに勉強をしても、納得しないのです。
ちなみに、息子さんは、それほど勉強が好きではないということ。
私は、息子さんが勉強をしているのは、お父さんとお母さんから褒められたい。
そして、お父さんとお母さんに大好きでいてほしいと思っているから、仕方なく勉強を続けていると感じたのです。
親の過剰の期待は禁物です。
親は、子供のことを考えて、立派な大人になってほしいと期待をするのは当然だと思います。
一方で、過剰に子供に期待をすることにより、子供に多くのプレッシャーを与えてしまっているのも現実だと私は考えています。
子育てには答えはありませんが、私は、他人に迷惑を掛けない範囲で子供の意見を、親は尊重すべきだと考えています。
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